在庫管理術
インターストック【特徴・機能・価格プラン・導入事例の評判・IoT在庫管理との比較】
インターストックとは
インターストック(INTER STOCK)とは、コンサルティング、開発、運用サポートをワンストップで提供出来る物流ソリューションに専門特化した株式会社オンザリンクスが提供。
中規模倉庫を保有し、本格的な在庫管理、倉庫管理システムを短納期で導入したい企業のためのWMS倉庫在庫管理システムです。
サイト比較イメージ調査*では、
・倉庫在庫管理システム顧客満足度NO.1
・物流関係者が選ぶ倉庫在庫管理システムNO.1
・倉庫在庫管理システムサポート充実度NO.1
という実績を誇っています。
この記事では、インターストックの特徴や機能、料金プラン、導入事例による評判、注意点、IoTを使った在庫管理との比較までわかりやすくご紹介していきます。
*調査方法:インターネット調査/調査期間:2019年7月16〜19日/調査概要:倉庫管理システム10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
*調査対象:全国の20代〜50代の男女の物流関係者1,055名/アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
インターストックの特徴
インターストックの特徴と選ばれている理由は以下の通りです。
カスタマイズに強い独自の導入手法を可能にするセミスクラッチ型*
パッケージソフトでありながら、クライアントの要望に応えながら導入をしていくセミスクラッチ型のWMSパッケージ。
WMSパッケージソフトをベースに、クライアントへのヒアリングを通じてシステムを作り込んでいくため、基幹システムとの連携、急激なトラフィックへの対処、マーケットの要求に応じたフレキシブルなカスタマイズなど、中規模以上の企業が抱える特有の問題への対処が可能!
*セミスクラッチ:フルスクラッチとは、既存のものを一切流用せずにまったく新規に開発することに対して、セミスクラッチは既存のパッケージにクライアントの意見を取り入れカスタマイズしていくこと。
オープンソースで将来の内製化を支援し、システムの独占化を防止
倉庫管理パッケージ(WMS) であるインターストックのソース及びデータベースをすべて公開。専任のエンジニアがクライアント企業の内製化を積極的に支援。
物流規模、拠点、業種、ニーズでシステムの導入費用をパッケージ化
カスタマイズ費用が際限なく膨らむトラブルを解消。
従来の機能単位に要件定義、設計、見積もりという機能単位のカスタマイズ費用ではなく、倉庫規模、業態でカスタマイズ費用をあらかじめ過去実績データより導き出し、それ以外の費用はかかりません(*注意)。
*注意:倉庫管理システム(WMS)、在庫管理システムの導入プロジェクトの目的や目標に影響のないカスタマイズは対象外。
主に以下の3つに該当する場合は別途カスタマイズ費用の相談という場合もあります。
①プロジェクトの当初目的、目標に影響しない機能
②現場の生産性、品質向上に影響しない機能
③プロセスを改善することで不要になる機能
精通したエンジニアによるシステム構築で稼働率99.8%を実現
ロジスティクス領域のシステム構築に特化して長年に渡り事業を行ってきた豊富な導入経験、開発経験を活かして、業務の「今」と「あるべき姿」の見える化をしながら、効果性の高いシステム導入をサポート。
システム導入をきっかけに、ロジスティクス領域のプロセスを再構築したい、トータルコストを削減したいといった要望にも高いレベルで対応。
700社以上の豊富な導入実績から類似案件を活かした最適な提案が可能
クライアントが言う通りのシステムではなく、インターストックの経験や意見をしっかり活かしたセミスクラッチ型で提案。
5つの特徴
キャッシュフロー改善が可能な成長型戦略 倉庫・在庫最適化システム、インターストックの5つの特徴。
- 使いやすいデザイン
- 充実したハンディターミナル機能
- 豊富な在庫分析
- 効果が出る多彩な機能
- 年2回の無償のバージョンアップがある成長型システム
インターストックの機能
・基幹システム、販売管理システムと現場の在庫が合わない。
・在庫管理システム、WMSを導入したけれど、在庫が合わない。
・現状のシステムだと今後の多品種小ロット出荷に対応出来ない。
・経営層が現場の問題を理解してくれない為、WMS、在庫管理システムの投資が後回し。
・導入後のお客様ニーズの多様化にシステムが対応出来ない。
・欠品や過剰在庫が常態化している。
…このような課題や悩みを解消するインターストックの機能を詳しくご紹介していきます。
専用システムならではの機能
・複数倉庫一元管理
本社、工場、倉庫、店舗…複数の倉庫を一元管理。いつでもどこでも在庫にアクセス。
・需要連動型在庫分析
「安全在庫」「発注点」「発注量」を独自ロジックで自動算出。在庫最適化と売上増加の両立を実現。
・フリーロケーション管理
用途に合わせてロケーション管理方法を設定可能。倉庫スペースを有効活用。
・高度な在庫引当
複数倉庫、複数ロケにまたがる在庫から適切なロットを出荷することで出荷品質を向上。ロット・期限による先入れ先出しを実現。
・出荷検品
無線ハンディターミナルを利用して、オンラインでオーダーと検品照合し、正確で高品質な出荷を実現。誤出荷ゼロ、出荷作業をスムーズに。
・送り状発行
出荷検品と同時に送り状を発行することで送り状の貼り違いを防止。面倒な送り状発行を一元管理。
・複数荷主対応
荷主ごとに各種マスタ、在庫データを管理、荷主とのデータ連携もデータマッピング機能で解決。1つのシステムで複数荷主のデータを一元管理。
・OCR/RFID対応
バーコードだけではなく、文字・ICタグで効率化。ロットや賞味期限の文字を認識、ICタグで一括読み取り。
・ペーパーレス検品
タブレットでペーパーレス化を実現。倉庫での入荷検品、ピッキングの指示書をタブレットに表示し、紙の無駄を撤廃。
現場の課題から生まれた機能
課題 | 機能 |
指示データをWMSに受信する際、マスタが無いとエラーになり作業が行えない。 | マスタ自動生成機能 |
ピース単位、ケース単位で複数単位の入出荷登録時に単位の指定が煩雑でミスも発生している。 | 単位自動判定機能 |
棚卸中は入出荷が行えないため、棚卸は深夜や休日の時間外に作業を行っている。 | 棚卸凍結機能 |
同じアイテムでも収容数が異なる場合、収容数を手入力する作業が煩雑でミスも発生している。 | SNP-QRラベル発行機能 |
賞味期限やロットの入力をハンディターミナルで手入力で行っており、作業が煩雑でミスが発生している。 | OCR(文字認識)インプット機能 |
膨大な数のアイテムに対して発注点や安全在庫を適時設定できない。過去の設定がそのまま利用され、欠品や過剰が発生する。 | 在庫最適化機能 |
充実したハンディターミナル機能
シンプルを追求し、使いやすさを実現したインターストックのハンディターミナル機能の特徴は、
・ログイン機能
パスワードロックの有効、無効を切り替えて利用することが可能。有効にするとユーザーマスタに登録されたユーザー&パスワードを入力しないとハンディターミナルの利用がロック。
・有線・無線の両方に対応
有線(USB・LAN)による通信、無線による通信を切り替えて利用することが可能。
・ロット情報・識別情報を手入力、バーコード入力可能
最大3つの数量単位による入力。
・業界初!3パターンの入力方式をセレクト可能
数量入力時、手入力によるグロス入力、バーコードスキャンによるカウントアップ方式、グロス入力、カウントアップ方式の両方が可能なマルチインプット方式の3パターンの入力方式を自由に選択できます。
・作業履歴を確認
無線リアルタイム通信でも自分が作業した作業履歴をリアルタイムで確認可能。
・ハンディターミナルで在庫確認も可能
ハンディターミナルを使って、現場で誰でも簡単に商品の在庫が確認できます。
・運用に合わせて入力項目を自由にレイアウト
PCのシステム設定でハンディで入力する項目を選択可能。ロケーションやロットなど、入力が必要な場合はチェックを入れ、入力が必要でなければチェックを外すとハンディターミナルの画面に反映。
在庫分析機能
インターストックは、在庫を最適化するため、以下のような実践的な分析機能を備えています。
・需要連動型在庫分析機能
過去出荷実績を利用して、動的に発注点管理が可能。発注・補充コントロールでキャッシュフロー改善。
・在庫4象限分析機能
在庫を最適化するには、ABC分析だけでは限界があることに着目。A領域(高額品)、B領域(主力品)、C領域、D領域(裾野品)の4つに分類した4象限分析*のフレームワークを用いて分析。
*4象限分析:分析や計測対象のデータを4つの象限(枠)に分類すること。
・PSI計画機能
在庫計画的に管理することで不確実性に対応。リードタイムを考慮した発注ポイントをアラート。
※2021年7月時点
インターストックの機能一覧
【マスタ関係機能】*全エディション対応
品目マスタ | 品目の情報を管理するマスタ |
倉庫マスタ | 在庫を管理する倉庫の情報をメンテナンスするマスタ |
ユーザーマスタ | 倉庫・在庫管理を行う現場担当者を登録・管理するマスタ |
ロケーションマスタ | 各倉庫のロケーション(棚番)をメンテナンスするマスタ |
仕入先マスタ | 仕入先の情報を管理するマスタ |
得意先マスタ | 得意先の情報を管理するマスタ |
ロットマスタ | ロットの情報を管理するマスタ |
品目区分マスタ | 品目区分の情報を管理するマスタ |
項目マスタ | 各種項目の情報を管理するマスタ |
【日次処理機能】*全エディション対応 (ハンディ連携のみオプション)
ログイン機能 | 特定ユーザー以外のシステム利用を制限 |
入荷伝票登録 | 品目の入荷情報を登録 |
出荷伝票登録 | 品目の出荷情報を登録 |
移動伝票登録 | 品目の倉庫間、もしくはロケ間の移動を登録 |
在庫振替伝票登録 | 品目の状態振替、ロット振替等、在庫の振替を登録 |
棚卸伝票登録 | 品目の棚卸データを登録 |
棚卸指示書発行 | 棚卸指示書を発行 |
実棚比較表 | システムの理論在庫と実棚在庫数量を比較して、差異を確認 |
ハンディ連携(オプション) | ハンディターミナルを利用して入荷、出荷、移動、棚卸 |
【集計・分析機能 】*全エディション対応 (在庫差異分析はオプション/入出荷ABC分析と在庫日数シミュレーションはエンタープライズエディションのみ対応)
在庫明細 | 倉庫にある在庫の明細情報を確認 |
ロケーション別在庫一覧 | 倉庫&ロケーション別の在庫情報を確認 |
ロット別在庫一覧 | ロット&日付情報別の在庫情報を確認 |
在庫推移表 | 日々の在庫の推移、入荷数量、出荷数量を確認 |
在庫回転率・交叉比率 | 品目ごとの在庫回転率、交叉比率を確認 |
在庫不足一覧 | 発注点に対して不足している在庫を一覧で確認 |
過剰在庫一覧 | 発注点に対して過剰となっている在庫を一覧で確認 |
デッドストック一覧 | 滞留日数、最終出荷日より判定して、死蔵在庫品をリストアッ |
在庫差異分析(オプション) | 在庫の過剰品目数、不足品目数、差異無し品目数を見える化 |
入出荷ABC分析(エンタープライズエディションのみ対応 ) | 入荷、出荷の頻度をABC分析します。ロケ効率化などに活用 |
在庫日数シミュレーション(エンタープライズエディションのみ対応 ) | 在庫を日数で管理し、未来在庫を予測 |
※2021年7月時点
インターストックの価格プラン
・カスタマイズ無しの参考価格 5,000,000~
(基本ライセンス+ユースウェア+年間保守)
・カスタマイズ有りの参考価格 8,000,000~
(基本ライセンス+ユースウェア+年間保守+カスタマイズ)
公式サイトからすぐに見積もりの問い合わせや資料の無料ダウンロードができるほか、オンライン無料デモの体験も可能です。
※2021年6月時点
インターストックの評判
在庫管理ツールを導入する際に気になるのが、実際使った人の口コミや感想などの評判です。
そこで、実際にインターストックを導入した企業のコメントをピックアップしました。
インターストック導入前は、1アイテム約500円弱の物流コストがかかっていました。導入後の現在では1アイテム約270円まで改善されました。期待以上の効果に満足です。
昔はよく倉庫を探し回っていたんですが、今では部品番号をハンディターミナルでスキャンするとどこにあるかがすぐに分かるのでとても助かっています。出荷検品時に、モノがないから作業が止まってしまうということがよくあったが、今ではほとんどありません。
インターストック注意点・課題
さまざな機能やメリットがあるインターストックですが、以下のような点には注意が必要です。
・インターストック標準のハンディターミナルはキーエンス社製のため、自社にない場合は、新たに導入するコストがかかる
・ハンディターミナルでバーコードを読み込む手間がかかる
・在庫管理する対象アイテムにバーコードが貼られていない場合、バーコードをスキャンして携帯用プリンタでバーコードラベル発行する手間がかかる
これらを踏まえ、自社の業務内容や課題やコストと合っているか、使いこなせるかをしっかり検討しましょう。
次の項では、人力や手間もかからず、遠隔管理も可能なIoT機器について詳しく解説していきます。
IoT機器は、在庫管理の有効な解決策に
在庫不足は売上の減少に、過剰在庫は倉庫スペースの圧迫や在庫ロスに繋がるため、在庫管理は必要不可欠な業務です。
新型コロナウイルス、人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に在庫管理を行うことができるかが重要となります。
そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが在庫管理の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。
企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み
● IoT(Internet of Things)
IoT=「モノのインターネット化」
IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、工程管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。
このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。
デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。
また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。
次の章では置くだけで在庫の見える化が可能!今、話題のIoT機器「スマートマットクラウド」をご紹介します。
ハンディターミナルの読み込みは不要!スマートマットクラウド
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。
あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。
さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です。
在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します
置く場所を選びません
スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。
インターストックとスマートマットクラウドの比較表
インターストック | スマートマットクラウド | |
---|---|---|
業務負担 | ×(毎回スキャン) | ◎(載せるだけ) |
遠隔管理 | ×(現場でスキャン) | ◎(リモートで確認OK) |
在庫の管理方法 | 手動でバーコードをスキャン ※別途ハンディターミナル必須 | 自動で数量計測 |
棚卸の作業 | 手動でバーコードをスキャン ※別途ハンディターミナル必須 | 自動で数量計測 |