在庫管理術
PSI【生産・販売・在庫計画の連携で在庫の適正化へ】
PSIとは?【 意味と概要】
PSIとは、英語のProduction(生産)、Sales(販売計画)、Inventory(在庫)の3つの単語の頭文字を取った言葉で、PSI計画という用語で使用されています。
この記事では、PSI計画やPSI管理の仕組みやPSIを成功させるために必要なDX、IoTについてわかりやすく解説していきます。
PSI計画の仕組みと進め方
PSI計画とは?
PSI計画では、需要と供給のバランスを見ながら、生産・販売・在庫を同時に立てていきます。生産計画、販売計画、在庫計画を連携して立て、実行することで過剰在庫や欠品を防ぎ、適正在庫を維持することを目的としています。PSI計画は「生販在計画」とも呼ばれています。
PSI計画の進め方
PSIの具体的な方法は以下の通りです。
- ①販売部門が販売計画や見込みを立てる
- ②物流・調達部門が在庫計画や仕入計画を立てる
- ③生産部門が販売計画や基準在庫、生産ロット数などから生産計画を立てる
- ④各部門が立てた計画について、各部門間で共有、連携させる
PSI管理とは?
PSI管理とは、PSI計画を的確に実施するための管理手法です。
多くの企業が生産・販売・在庫を統合的に管理するPSI管理を取り入れ、適切な生産計画や在庫の最適化を目指しています。
PSI管理を行う際に注意したいのが、仕入や生産数を人間の勘に頼るのではなく、客観的な数値、つまりデータを基に意思決定することです。
そのために、欠かせないのが、計画と実績の比較・分析です。計画に対するプロセスや結果を分析し、課題の改善を行うことで、PSI計画の精度が増し、PSI管理の適正化が図れます。
PSI管理の失敗を防ぐIoT
PSI管理で計画と実績の比較や分析を正確に行うのに役立つのがIoTデバイスです。IoT重量計を導入すると、リアルタイムの在庫数を重さから自動で取得できます。
IoT重量計が計測した在庫データはクラウドに自動保存されます。データから在庫の消費量、消費スピードを把握することでスピード感を持って、発注量や発注タイミングのカイゼンが実行できます。
PSI計画をサポート!スマートマットクラウド
スマートマットクラウドは、IoT重量計を利用した在庫管理自動化サービスです。
重量IoTスマートマットの上に管理したいモノを載せると、24時間365日、リアルタイムの在庫を自動で数えてクラウドに記録します。
これまで手に入れることができなかった実在庫データに基づいて、欠品や過剰在庫といった在庫管理の課題を根本的に解消します。
棚卸差異、業務負担、管理の属人化、人手不足といった実地棚卸ならではの課題を一掃。在庫管理にかかる時間を大幅に削減し、管理精度を高めることができます。
管理画面からリアルタイム在庫を確認
リアルタイムの在庫情報をパソコンのモニター上で確認できます。在庫データはいつでもPCから確認OKで、社内共有も簡単。これまで見えにくくかった他工程、遠隔の倉庫、取引先の在庫を見える化します。
不動在庫特定を管理画面グラフで実施
スマートマットクラウドは在庫ごとに出庫されていない期間を特定して、金額ベースで見える化します。手動管理では特定できなかった不動在庫を洗い出します。在庫削減アクションの効果測定は在庫金額の推移グラフから確認できます。