在庫管理術
IoT重量計×在庫管理【重量IoTで在庫管理するメリットとは?】
インターネットに接続した状態で使用する秤、IoT重量計は在庫の24時間365日監視を可能にします。
この記事では、アナログな手動による在庫管理の課題、IoT重量計でモノを管理する方法や、IoT重量計で在庫管理をするメリット、IoT×重量管理でできることについて解説します。IoT重量計で在庫圧縮と欠品リスク回避の成功事例も紹介します。
アナログな在庫管理の課題
従来「見にいく」、「数える」、「入力する」といったアナログな方法で在庫管理をしてきました。手動で行う在庫管理では棚卸・発注・入出庫管理それぞれのプロセスで次のような課題が発生していました。
棚卸
- 在庫置き場に移動する必要がある
- カウントやシステム入力に手間がかかる
- 棚卸結果と実在庫が一致しない
発注
- 消費速度や納品リードタイムの知識がある人しか発注できない
- 需要予測が外れ欠品が発生する
- 欠品をおそれ過剰在庫におちいる
入出庫管理
- 記録せずに在庫が持ち出される
- 発注残管理*の手間が発生する *発注済み・未納品分を考慮し次の発注を出すこと
マンパワーで在庫管理の精度を高めようとすると、時間を取られ、現場の人手不足問題が深刻になります。IoT重量計「スマートマット」の導入によって、アナログ管理の課題を解消し、在庫管理を超効率化できます。
IoT重量計で在庫管理【重さで管理をするしくみ】
インターネット回線に接続した重量計でモノの重さを計測する機器をIoT重量計といいます。
スマートマットクラウドはIoT重量計「スマートマット」を使った在庫管理システム。スマートマットの上にモノを置くだけで、数をカウント。在庫が閾値を下回ったら、自動で発注をします。
重量から個数を割り出すためには事前に管理するアイテムの重量を登録しておきます。管理する在庫は、重量に個体差のないものが適しています。IoT重量計が読み取った重量から在庫数を割り出すしくみで、リアルタイムの実在庫数の把握ができ、在庫データは自動的にクラウド上に保存されます。
IoT重量計「スマートマット」で重量管理をするメリットとは
在庫管理を自動化できる
アナログな在庫管理では、
- 保管場所まで移動
- 在庫を目視でカウント
- 数えた数を記録
という一連の動きが必要でしたが、スマートマットの導入で管理をすべて自動化できます。
- 在庫を載せっぱなしで自動計測
- 在庫の重量から個数を自動カウント
- 在庫データはクラウドに自動記録
在庫を24時間365日監視できる
IoT重量計を使うと、人の手を介在させないため、夜間・休日を問わず在庫を24時間365日監視できるようになります。工数負担や物流停止がハードルになり、今まで実地棚卸の回数を制限していた企業は、スマートマットの導入でより精度の高い在庫管理ができるようになります。
カイゼンにつながるデータを蓄積できる
データの自動収集はIoTの大きなメリットです。
IoT重量計が計測した在庫データはクラウドに自動保存されます。データから在庫の消費量、消費スピードを読み取って、担当者でなくても過不足のない発注ができるようになります。業務の属人化解消、欠品の回避、過剰在庫解消といった、現場のカイゼンを後押しします。
見にいかない。数えない。「スマートマット」で在庫管理を自動化
シンプルなハードウェア
「スマートマットクラウド」のIoT重量計で在庫を数えるシンプルなハードウェアは、現場スタッフから実践的かつ独創的なアイデアを引き出します。トップダウンにとどまらずボトムアップでDX化を進めたい企業よりたくさんの引き合いがあります。
賢いクラウド
スマートマットクラウドはクラウド経由で、機能をアップデート。導入から時間が経っても、レガシーシステムに姿をかえることなく、最新機能を提供します。
IoT重量計で在庫圧縮に成功した導入事例
▼IoT重量計で検査用フィルム在庫の発注を最適化(株式会社神戸製鋼所)
製品のX線検査用フィルム欠品による検査工程の停止を防ぐため、過剰在庫に陥っていました。 スマートマットクラウド導入後はIoT重量計で計測した実際の消費量を基準に発注をしています。欠品リスクと過剰在庫を同時に解消することができました。
続きを読む>>
この記事を書いた人
スマートマットクラウド メディア編集部
スマートマットクラウド メディア編集部です。在庫管理・業務効率化・DXまでわかりやすく解説します!
【スマートマットクラウドとは?】
スマートマットの上にモノを置き続け、重さで数を数えるIoTサービスです。
ネジなどの部品、副資材・仕掛品・粉モノや液体の原材料まで、日々の在庫確認や棚卸・発注まで自動化します。