在庫管理術
在庫スイートクラウド【特徴や機能・プラン・価格・評判・注意点・IoT在庫管理との比較】
在庫スイートクラウドとは
在庫スイートクラウドとは、株式会社インフュージョンが提供しているクラウド型の在庫管理システムです。
「在庫スイートクラウド棚卸」・「在庫スイートクラウドLite」・「在庫スイートクラウドPro」と3つのプランがあるため、自社のニーズや在庫管理状況・課題、予算など希望に応じて選ぶことができます。
ネット通販、製造、商社、医療、営業在庫など、さまざまな企業・全国490箇所以上への導入拠点、年間出荷件数11,081,120件(2021年6月時点)の実績があります。
この記事では、在庫スイートクラウドの特徴や機能、プラン、価格、評判、注意点をわかりやすく解説していきます。
また、在庫スイートクラウドとあわせて導入が検討されることの多い今、話題のIoT機器を使った「スマートマットクラウド」との比較表もぜひ、チェックしてください。
在庫スイートクラウドの特徴
在庫スイートクラウドには以下の6つの特徴があります。
・現品ベースの実在庫管理システム
販売管理システムなどの帳簿在庫だけで管理していると陥りがちな課題を解決
・クラウド/SaaSで、すぐに複数人・複数拠点での共通管理を実現
インターネットに接続すればすぐに利用可能。自社でサーバーを調達・運用する必要なし
・ハンディターミナル、スマートフォンなど自社に合った最新デバイスを選べる
無線ハンディターミナルのほか、スマートフォン(iOS/Android)にも連携(※対応機種については要問い合わせ)
・テンキーや音声で品名入力&画像表示
バーコードがない場合・読めない場合も、ハンディターミナルやスマートフォンでテンキー/音声で品名(一部)を入力すると、画面に品目候補を一覧表示
・充実のラベル発行機能
・拠点数無制限・最大ユーザー定額制
在庫数や拠点数は、無制限に追加可能。インストールするPCやスマートフォンの台数にも制限なし。ユーザーは10ユーザー以降、50ユーザーごとの最大ユーザー定額制(※費用は最大ユーザー数により決定)
在庫スイートクラウドの3つのエディション【棚卸・Lite・Pro】
在庫スイートクラウドには以下の3つのエディションがあります。
- 在庫スイートクラウド棚卸
- 在庫スイートクラウドLite
- 在庫スイートクラウドPro
「棚卸」はバーコードラベル発行とバーコードを使った棚卸を行うツール。
「Lite」と「Pro」は在庫管理を行います。「Lite」と比べ「Pro」は入荷予定や出荷指示を取り込んでのピッキング指示や予実管理(企業の予算と実績を管理)機能があり、入出庫作業の効率化・精度向上が期待できます。
それぞれの特徴や機能を見てみましょう。
棚卸のみで十分なら…バーコード発行とバーコード実地棚卸に特化した「在庫スイートクラウド棚卸」
機能一覧※2021年6月時点
・バーコード棚卸
バーコードやQRコードを、ハンディターミナルやスマートフォンで読み取ることでスピーディーな実地棚卸を実現。複数のハンディターミナルやスマートフォンから入力された結果をリアルタイムに集計。入力が終われば棚卸結果がすぐに判明。
・帳簿在庫との差異チェック
帳簿在庫を登録しておけば、棚卸差異が確認可能。
・月単位での休止・再開
月単位で利用/休止を選べ、休止月は月額費用が発生しない。
・ハンディターミナル対応
ハンディターミナルは機種が決まっているので要問い合わせ。
・スマートフォン 対応
スマートフォン(iOS/Android)をハンディターミナルと同様に利用可能。
・音声入力
ハンディターミナルやスマートフォンを使い、商品名を音声入力すれば候補の商品が一覧表示、タップで決定可能。バーコードが読めない場合にも対応OK。
・商品画像表示
画像のURLを設定すれば、PCや現場用デバイスに表示させることが可能。
・バーコードラベル発行
PCと一般的なA4プリンターとタックシール(宛名シール)を使った発行、PCと卓上ラベルプリンターでの発行、ハンディターミナル/スマートフォンとモバイルプリンターでの発行も可能。
・複数倉庫(拠点)対応
倉庫の数に制限なし。複数の倉庫(拠点)で同時に棚卸することが可能。
・権限設定
システム設定含め全機能が利用できる権限、システム設定以外の機能が利用できる権限、棚卸入力や在庫参照といった現場作業のみ利用できる権限、仕入先としてラベル発行だけができる権限など、ユーザーごとに権限を設定可能。
・データ連携
品目台帳(マスター)や帳簿在庫は外部ファイル(CSV)から一括取り込み(インポート)。棚卸結果はCSVファイルで出力(エクスポート)。
・フリーロケーション管理
ロケーション(保管位置)情報を付けた実地棚卸に対応。同じ品目が複数のロケーションに配置されている場合や、同じロケーションに複数のアイテムが配置されている場合でも対応可能。
・ロット管理
製造LOTや入庫日、製造日、使用期限といった商品の属性別で棚卸が可能。
在庫管理のみで十分なら…製品・商材などの入出を入力し、リアルタイムに在庫を把握する「在庫スイートクラウドLite」
機能一覧※2021年6月時点
・モノの入出を登録し、リアルタイムな在庫管理
モノの「入」「出」を登録すれば、リアルタイムにクラウド上の在庫を更新。複数人・複数箇所で一元管理可能。
・入出荷履歴
「いつ」「どこに」「何を」「いくつ」「だれが」「入荷or出荷」したのかが追跡可能。
・バーコード棚卸
バーコードやQRコードを、ハンディターミナルやスマートフォンで読み取ることでスピーディーな実地棚卸を実現。複数のハンディターミナルやスマートフォンから入力された結果はリアルタイムに集計されるので、入力が終われば棚卸結果がすぐに判明。
・PC在庫との差異チェック
在庫スイートクラウドの在庫データと棚卸差異が確認可能。
・ハンディターミナル対応
ハンディターミナルは機種が決まっているので要問い合わせ。
・スマートフォン 対応
スマートフォン(iOS/Android)をハンディターミナルと同様に利用可能。
・音声入力
ハンディターミナルやスマートフォンを使い、商品名を音声入力すれば候補の商品が一覧表示、タップで決定可能。バーコードが読めない場合にも対応OK。
・商品画像表示
在庫スイートクラウドすれば、PCや現場用デバイスに表示させることが可能。
・バーコードラベル発行
PCと一般的なA4プリンターとタックシール(宛名シール)を使った発行、PCと卓上ラベルプリンターでの発行、ハンディターミナル/スマートフォンとモバイルプリンターでの発行も可能。
・仕入先へのバーコードラベル発行環境提供
ユーザー権限として仕入先ユーザーを利用することで、仕入先に対してバーコードラベル発行環境を提供可能。
・複数倉庫(拠点)対応
倉庫の数に制限なし。複数の倉庫(拠点)で同時に棚卸することが可能。
・権限設定
システム設定含め全機能が利用できる権限、システム設定以外の機能が利用できる権限、棚卸入力や在庫参照といった現場作業のみ利用できる権限、仕入先としてラベル発行だけができる権限など、ユーザーごとに権限を設定可能。
・データ集計/ABC分析
在庫高や在庫移動表(在庫推移表)といった集計機能と、ピッキング頻度の多いアイテムのABC分析や滞留在庫一覧といった分析機能。また、在庫データや履歴データは出力できるため、それらを活用し、独自の分析に利用可能。
・データ連携
品目台帳(マスター)や帳簿在庫は外部ファイル(CSV)から一括取り込み(インポート)。棚卸結果はCSVファイルで出力(エクスポート)。
・フリーロケーション管理
ロケーション(保管位置)情報を付けた実地棚卸に対応。同じ品目が複数のロケーションに配置されている場合や、同じロケーションに複数のアイテムが配置されている場合でも対応可能。
・ロット管理
製造LOTや入庫日、製造日、使用期限といった商品の属性別で棚卸が可能。
入出庫管理もしたいなら…実在庫管理に加え、庫内作業支援を行う最上位エディション「在庫スイートクラウドPro」
機能一覧※2021年6月時点
・モノの入出を登録し、リアルタイムな在庫管理
モノの「入」「出」を登録すれば、リアルタイムにクラウド上の在庫を更新。複数人・複数箇所で一元管理可能。
・入出荷履歴
「いつ」「どこに」「何を」「いくつ」「だれが」「入荷or出荷」したのかが追跡可能。
・バーコード検品
あらかじめ登録した出荷指示や入荷予定データと現場での入力結果を照合。違っていれば通知し、作業ミスを防止。
・出荷指示からピッキング指示の作成
出荷指示と在庫情報から、在庫引当=ピッキング指示を作成。手動作成はもちろん、複数指示からの一括自動作成も可能。
・フリーロケーション対応のピッキング指示
保管方法がフリーロケーション運用でも、出荷指示を登録すれば在庫引当=ピッキング指示を一括自動作成。
・ペーパーレスピッキング
ピッキングリストを発行せず、モバイルデバイスの画面に表示される指示に従いピッキング。納品書とピッキングリストを合わせる必要がなく、ピッキングリストがゴミになることもなし。
・EC用受注ソフト連携
ネクストエンジンと標準連携。各ソフトから出力される出荷指示ファイル(CSV)を取り込み、効率的なピッキングを指示。出荷実績もファイル連携が可能。
・配送会社ソフト連携
B2(ヤマト運輸)、e飛伝Ⅱ(佐川急便)、ゆうパックプリントR(日本郵便)など、各配送会社用ソフトと連携し、効率的な送状発行を実現。配送番号(問い合せ番号)を取り込むことも可能。
・バーコード棚卸
バーコードやQRコードを、ハンディターミナルやスマートフォンで読み取ることでスピーディーな実地棚卸を実現。複数のハンディターミナルやスマートフォンから入力された結果はリアルタイムに集計されるので、入力が終われば棚卸結果がすぐに判明。
・PC在庫との差異チェック
在庫スイートクラウドの在庫データと棚卸差異が確認可能。
・ハンディターミナル対応
ハンディターミナルは機種が決まっているので要問い合わせ。
・スマートフォン対応
スマートフォン(iOS/Android)をハンディターミナルと同様に利用可能。
・商品画像表示
在庫スイートクラウドすれば、PCや現場用デバイスに表示させることが可能。
・バーコードラベル発行
PCと一般的なA4プリンターとタックシール(宛名シール)を使った発行、PCと卓上ラベルプリンターでの発行、ハンディターミナル/スマートフォンとモバイルプリンターでの発行も可能。
・仕入先へのバーコードラベル発行環境提供
ユーザー権限として仕入先ユーザーを利用することで、仕入先に対してバーコードラベル発行環境を提供可能。
・複数倉庫(拠点)対応
倉庫の数に制限なし。複数の倉庫(拠点)で同時に棚卸することが可能。
・権限設定
システム設定含め全機能が利用できる権限、システム設定以外の機能が利用できる権限、棚卸入力や在庫参照といった現場作業のみ利用できる権限、仕入先としてラベル発行だけができる権限など、ユーザーごとに権限を設定可能。
・データ集計/ABC分析
在庫高や在庫移動表(在庫推移表)といった集計機能と、ピッキング頻度の多いアイテムのABC分析や滞留在庫一覧といった分析機能。また、在庫データや履歴データは出力できるため、それらを活用し、独自の分析に利用可能。
・データ連携
品目台帳(マスター)や帳簿在庫は外部ファイル(CSV)から一括取り込み(インポート)。棚卸結果はCSVファイルで出力(エクスポート)。
・フリーロケーション管理
ロケーション(保管位置)情報を付けた実地棚卸に対応。同じ品目が複数のロケーションに配置されている場合や、同じロケーションに複数のアイテムが配置されている場合でも対応可能。
・ロット管理
製造LOTや入庫日、製造日、使用期限といった商品の属性別で棚卸が可能。
プラン別 機能対応比較表
入荷 | 在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
入荷予定 | ❌ | ❌ | ⭕️ |
入荷検品 | ❌ | ❌ | ⭕️ |
入荷実績 (入荷実績、入荷返品、倉庫間入荷) |
❌ | ⭕️ | ⭕️ |
出荷 | 在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
出荷指示 | ❌ | ❌ | ⭕️ |
出荷引当&ピッキングリスト | ❌ | ❌ | ⭕️ |
出荷検品 | ❌ | ❌ | ⭕️ |
出荷実績 (出荷実績、出荷返品、倉庫間出荷) |
❌ | ⭕️ |
⭕️ |
振替 | 在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
振替実績 (移動、在庫状態変更、破棄在庫調整、ロット1変更、ロット2変更、汎用変更) |
❌ | ⭕️ | ⭕️ |
セット品展開 | ❌ | ⭕️ | ⭕️ |
在庫参照 | 在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
在庫参照(品目別) | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
在庫参照(詳細) | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
履歴 | 在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
履歴 | ❌ | ⭕️ | ⭕️ |
棚卸 | 在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
全体棚卸 | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
部分棚卸 | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
参
集計・分析 | 在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
集計 (在庫移動表、在庫高集計) |
❌ | ⭕️ | ⭕️ |
分析 (ABC分析:出荷高(単価)・出荷高(標準原単価)・出荷頻度・在庫高、滞留在庫、在庫回転率) |
❌ | ⭕️ | ⭕️ |
照
その他 | 在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
複数倉庫対応 | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
外部システムとの 台帳(マスター)連携 (CSVファイルによる入出力) |
⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
外部システムとの 実績データ連携 (CSVファイルによる入出力 |
⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
外部システムからの 入荷予定、出荷指示データ 取り込み (CSVファイルによる入出力) |
❌ | ❌ |
⭕️ |
ネクストエンジン連携 (Hamee社のネット通販管理システム) |
❌ | ❌ |
⭕️ |
対応オプション(マルチデバイスオプション) | 在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
無線ハンディターミナル、スマートフォン(iOS/Android)を使った現場入力 | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
※2021年6月時点
在庫スイートクラウドの価格・料金プラン
在庫スイートクラウド棚卸 | 在庫スイートクラウドLite | 在庫スイートクラウドPro |
2.5万円/月〜(税抜) | 3万円/月〜(税抜) | 3.5万円/月〜(税抜) |
・10ユーザーまで…2.5万円/月 |
・10ユーザーまで…3万円/月 ・50ユーザーまで…3.8万円/月 ・100ユーザーまで…4.5万円/月 ・以降50ユーザー追加毎に月額0.7万円加算 |
・10ユーザーまで…3.5万円/月 ・50ユーザーまで…4.6万円/月 ・100ユーザーまで…5.6万円/月 ・以降50ユーザー追加毎に月額1万円加算 |
初期設定費用15万円(税抜) | 初期設定費用30万円(税抜) | 初期設定費用30万円(税抜) |
※2021年6月時点
オプション費用
オプション機能(棚卸・Lite・Pro) |
マルチデバイスオプション |
・10ユーザーまで…1.2万円/月 ・50ユーザーまで…1.52万円/月 ・100ユーザーまで…1.8万円/月 ・以降50ユーザー追加毎に月額0.28万円加算 |
(棚卸:初期設定費用6万円/Lite・Pro:初期設定費用12万円) |
※2021年6月時点
※ユーザー台帳に設定できる最大ユーザー数でコースが決まります。
※マルチデバイスオプションの最大ユーザー数は、在庫スイートクラウドの最大ユーザー数が適用されます。
※最低利用期間は1年間になります。
※契約時に3ヶ月分と設定費用を支払い、4ヶ月目より口座引き落としとなります(自動引き落としの手続きが必要です)。
※DB容量は標準で1GByte(別途費用でアップグレードも可能)
※当商品情報の表示価格は、事業者様向けに税別で表示しています。
在庫スイートクラウドの使い方【デモ体験】
在庫スイートクラウドでは、実機(ハンディ)や管理システムを手に取って体験できるデモ体験を用意しています。
必要環境がすべて整ったデモブースでの体験をおすすめしていて、バーコードやプリンタ等の周辺機器のセッティングがあり、すべての機能をじっくり体験できます。
開催日と場所は以下の通り。
・毎週火曜日・木曜日14:00スタート(終了予定17:00)
・要予約、一社ごとの体験となります
・株式会社インフュージョン内デモブース(新横浜駅より徒歩5分)にて開催
また、遠方でブースまで来場できない人向けにWEBでデモ体験もあります。
あらかじめ相談して決めた日時に、インターネットと電話を利用し、その場で質問を受け付け、動作を確認できます。閲覧用ソフトのインストールは不要なので、ブラウザさえあればすぐに利用可能。
WEBデモでは、体験版の申し込みが必要なため、まずは公式サイトから「適合度診断」をして、体験版アカウントを入手しましょう。
診断後、希望すれば、30日の無料体験版と資料を進呈しています。
在庫スイートクラウドの評判
在庫管理ツールを導入する際に気になるのが、実際使った人の口コミや感想などの評判です。
レビューサイトに掲載されている在庫スイートクラウドの評判を調べてみたところ…。
残念ながら、2021年6月時点ではレビューサイトでの在庫スイートクラウドの掲載はありませんでした。
そこで、実際に導入した企業のコメントをピックアップしました。
一番大きなメリットは、在庫をきちんと把握出来るようになったことです。棚卸も、バーコードで簡単に作業が進められています。
入出庫が確実に実施されるようになり、作業も効率化されました。また、期限が近い在庫はパレット単位で色を変えて画面に表示されるため、管理工数と在庫ロスのリスクも減少しました。
在庫スイートクラウドのデメリット・注意点
さまざな機能やメリットがある在庫スイートクラウドですが、以下のような点には注意が必要です。
- ハンディターミナルが自社にない場合、新たに導入するコストがかかる
- ハンディターミナルでバーコードを読み込む手間がかかる
- 音声入力や画像URL設定の手間がかかる
- 最低利用期間は1年間という制約がある
これらを踏まえ、自社の業務内容や課題やコストと合っているか、使いこなせるかをしっかり検討しましょう。
次の項では、人力や手間もかからず、遠隔管理も可能なIoT機器について詳しく解説していきます。
IoT機器は、在庫管理の有効な解決策に
在庫不足は売上の減少に、過剰在庫は倉庫スペースの圧迫や在庫ロスに繋がるため、在庫管理は必要不可欠な業務です。
新型コロナウイルス、人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に在庫管理を行うことができるかが重要となります。
そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが在庫管理の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。
企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み
● IoT(Internet of Things)
IoT=「モノのインターネット化」
IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、工程管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。
このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。
デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。
また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。
次の章では置くだけで在庫の見える化が可能!今、話題のIoT機器「スマートマットクラウド」をご紹介します。
スキャンやラベル貼りは不要!スマートマットクラウド
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。
あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。
さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です。
在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します
置く場所を選びません
スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。
在庫スイートクラウドとスマートマットクラウドの比較表
在庫スイートクラウド | スマートマットクラウド | |
---|---|---|
業務負担 | ×(毎回スキャン) | ◎(載せるだけ) |
遠隔管理 | ×(現場でスキャン) | ◎(リモートで確認OK) |
在庫の管理方法 | 手動でバーコードをスキャン ※別途ハンディターミナル必須 | 自動で数量計測 |
棚卸の作業 | 手動でバーコードをスキャン ※別途ハンディターミナル必須 | 自動で数量計測 |