在庫管理術
入出庫管理|入出庫管理の課題を解決!効率アップの方法とは
入出庫管理は、企業の在庫管理において基本的でありながら、極めて重要なプロセスです。この記事では入出庫管理の基本から、その方法、企業が直面する課題とその解決策について詳しく解説していきます。
入出庫管理とは
入出庫管理とは在庫出し入れの際に数量等必要な情報を記録する業務です。入出庫のたびに在庫数は変動するため、都度記録して履歴を残していきます。在庫の入出庫は在庫受払ともいいます。
実地棚卸の工数を削減するため、入出庫の数から理論在庫を計算している企業は多く、在庫管理上、入出庫管理は重要な業務といえます。
入出庫管理で記録する項目
入出庫管理で記録するのは以下のような項目です。
- 日付
- 品目
- 入庫数/出庫数/在庫数
- 担当者
- 保管場所
入出庫管理で記録を残す項目は、管理対象となる在庫や管理体制によって異なります。例えば、毒物劇物は社内でルールを作成し、毒物劇物を購入・取扱をする度に、重量や目的まで管理台帳に記入し厳重に管理することが求められています。
入出庫管理の方法
主な入出庫管理の方法として以下の4つが挙げられます。
手書きによる在庫管理表作成
在庫管理表を手書きで作成し、管理します。在庫近くに置かれた在庫管理表に、日付・入庫数・出庫数・担当者などを記入します。
エクセルによる在庫管理表作成
上記の在庫管理表をエクセルに落とし込み、在庫管理表をデータ化して出入庫管理を行う方法です。
ハンディターミナル
ハンディターミナルで商品情報が入ったバーコードやQRコードを読み取り、入出庫データを取得する方法です。読み込んだデータは自動もしくは手動でデータ形式の在庫管理表に反映します。
在庫管理システム
入庫・出庫データを在庫管理システムで一元管理します。
入出庫管理の課題
アナログな入出庫管理の課題
多くの企業が継続している手書きの在庫管理表や関数やマクロを使った無料のテンプレートも豊富なエクセルを使った入出庫管理表ですが、多くの課題を抱えています。
・入力や記入ミスや漏れ
・ 在庫管理表の紛失・データの誤消去
・入出庫記録と実在庫の間に在庫差異が発生
記入ミスや入力漏れといった人的なミスは現場が注意していても防ぎきれるものではありません。在庫差異が原因による欠品を回避するため、チェック作業に現場が疲弊しているケースが数多く見受けられます。
バーコードやRFIDを使った入出庫管理の課題
また、物流・製造・小売業界と広い業界の在庫管理で活用されているバーコードやRFIDで入出庫管理する方法にも課題があります。
手書きや目視でのアナログ確認より、バーコードやRFIDによる管理は作業効率がアップします。その反面で以下のような別の課題が生じているケースも少なくありません。
・スキャン漏れ・通信エラーがある
・管理する在庫にバーコードやタグを貼る作業が負担になる
・バーコードやタグを貼れない素材・形状の在庫管理ができない
そこで注目されているのが、IoT技術を採用した入出庫管理の自動化です。
重さで入出庫履歴を記録する重量IoTの仕組み
当社の重量IoTを搭載した在庫管理ツール「スマートマット」は、在庫を載せるだけで、これまで手に入らなかったリアルタイム在庫データを自動で取得することができます。
スマートマットクラウドを導入することにより、モノの流れを「見える化」と、棚卸しや発注、入出庫記録の「自動化」とが可能になります。
IoT重量計「スマートマット」は、入庫・出庫によって、モノの重さが変化すると、自動でデータを記録します。重量変化によって作成されたデータを入出庫履歴として活用できます。
重量IoTスマートマットクラウドのモノの重さでリアルタイム在庫を把握する仕組みは、非常にシンプルでありながら汎用性が高いのが特徴です。入出庫管理だけにとどまらず、社内の棚卸、発注、生産管理、工程管理における課題解決に貢献します。
●さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です
●在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します
●置く場所を選びません
スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。
●API・CSVでのシステム連携実績も多数
自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。
スマートマットクラウドのアプリ機能「Handy App」で入出庫管理をさらに効率化!
スマートマットクラウドのアプリ「SMC Handy App」を使えば、スマートマットに在庫を載せる・取るときにスマートフォンのカメラでバーコードを読みこんで、在庫情報を現場でサッと登録。
商品バーコードに情報があれば、有効期限・ロット情報も簡単登録できるようになりました。
スマートマットクラウドの初期設定も「Handy App」があればクイックに完了。スマートマットのシリアルIDをカメラで読み込むだけで、簡単にマットと在庫の紐付け登録ができます。
【Handy Appの機能】
- 棚卸:在庫残量確認・マットと紐付けていない在庫の残量登録
- 出荷処理:担当者、出荷先、在庫の出荷数の登録
- 入荷処理:担当者、在庫の有効期限・ロット情報ごとの入荷数の登録
- スマートマットクラウド初期設定:在庫情報とスマートマットIDの紐づけ