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業種

インフラ

NTT東日本-関信越 長野支店 設備部 長野サービスセンタ

災害での緊急対応をきっかけに、属人化した在庫管理を見直し、RPA連携を活用した発注の自動化でDX化を推進

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インフラ業の種類

インフラ業界とは、社会の基盤となるサービスを整備し提供する事業のこと。
具体的には、水道や電力、ダム、通信施設、道路、鉄道などがインフラに含まれます。

  • 交通:鉄道、航空など公共交通機関、道路、トンネル、橋等の施設
  • 空間:ダム、河川、堤防、公共施設管理
  • エネルギー:電力、ガス、石油
  • 生活:電気、上下水道、ゴミ処理
  • 通信:電話、インターネット、光ファイバー網
  • 放送:テレビ、ラジオ

この記事では、インフラ業界を取り巻く状況や、インフラ業界でDX化を推進するメリット、インフラ業界の在庫管理の課題やその解決方法について解説します。

 

インフラ業界が置かれている状況

ひと口にインフラ業界と言っても、仕事内容は多岐に渡ります。
しかしインフラ業界を取り巻く状況は厳しく、業界に共通する次のような大きな悩みがあります。

インフラ業が置かれている状況

施設の老朽化問題

日本国内のインフラは、1960年代の高度経済成長期に整備されたものが全体のうち大きな割合を占めています。特に高速道路やトンネルなどは、経年劣化や過酷な使用を経て損傷が進んできている状況です。大規模な補修・修繕を必要とする箇所が年々増加しています。

人手不足

インフラ業界に限らずどの業界でも労働人口の減少に伴い、就労者の確保が難しくなっています。
特に建築業では深刻な従業員高齢化が進んでいるにもかかわらず、現場に必要な人材が確保できていません。技術継承も進んでいないのが現状です。

関連記事を読む>>「人手不足」

災害リスクの増加

近年日本国内では、地震、台風や洪水といった自然災害が頻繁に発生。その度に大きな被害が広範囲で出ている状況です。

混乱した状況の中、自然災害による被害を最小限に食い止め、早期復旧を果たすため、インフラを担う事業者には迅速で正確な緊急時対応が求められています。

インフラDXのメリット

以上のようなインフラ業界の問題の対策として、インフラに携わる企業は業務のDX化を積極的に進めています。

●業務をDX化するメリット

DXのメリットとは

  • 作業の省力化・自動化:手動で行なっている定例業務を無くし作業負担を軽減する
  • 作業の精度向上:人為的ミスを排除し、夜間や休日対応を増やすことで作業の正確性を高める
  • 人件費の削減:人件費や学習・研修コストを減らし、利益を確保する

 

インフラ業界の在庫管理の特徴

インフラ業界にはいろいろな仕事がありますが、どの事業にも共通して発生する定例業務が在庫管理業務です。


インフラ業で発生する在庫管理の特徴を洗い出してみました。

インフラ業在庫管理の特徴

需要予測ができない

製造業販売業であれば、販売数や季節的要因を踏まえてある程度必要数に沿って在庫を用意することができます。
しかし、修理・点検で必要となる保守部品の場合は、ほとんど需要予測をすることができません

入出庫管理が難しい

公共事業では、修理や保守を外部企業に委託することも。

関係者が多く保守部品の入出庫の回数が多いと、帳簿在庫が狂いやすくなります。対策として頻繁な実地棚卸が必要になり、在庫確認業務に追われる羽目になります。

在庫切れの影響が甚大

人々の生活に密接に関わるインフラ業では、ほかの業種と比較して在庫切れによる影響が大きいのが特徴
担当者は本来の業務と兼務で在庫管理にあたることが多く、担当者には業務負担とともに強いプレッシャーがかかっています。

緊急時の負担が大きい

特に台風や洪水など大規模な自然災害の場合は、部材を集中的な消費が避けられません。従業員は緊急を要する災害対応に加えて、大量の在庫確認業務や発注に追われることがよくあります。

インフラ業界における在庫管理の課題

インフラ業界が抱えている在庫管理の課題といえば・・・

  • 人材不足で、在庫管理の時間が捻出できない
  • 在庫の種類も在庫数量も非常に多い。目視で数えにくい。手書きの在庫管理表・部品管理表で管理しにくい
  • 保守パーツはリードタイムが長く発注のタイミングが難しい
  • 発注もれや、発注ミス、伝票の書き間違いなど人為的ミスが絶えない
  • 発注した数と実際に入荷のあった量が異なる在庫差異が発生する
  • 倉庫まで在庫の確認に移動するのが大変

このようなインフラ業界の在庫管理の課題は、在庫管理DX「スマートマットクラウド」で解決できます。

 

インフラ業界の在庫管理・発注を効率化するスマートマットクラウド

スマートマットクラウドのイメージ

スマートマットクラウドは、在庫管理に特化した重量計測型のIoT。 日々の在庫管理を簡単に正確に行うだけでなく、棚卸や発注を自動化し、生産性アップに貢献します。

詳しく見る

スマートマットクラウド導入のきっかけ

在庫管理システム「スマートマットクラウド」はインフラ業界では主に電話やインターネットの通信業界、加えて航空業界をはじめとする交通インフラ企業まで幅広い業態で導入・活用していただいています。
お客様の実際の声をもとに、スマートマットクラウド導入のきっかけを以下にまとめました。

 

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保守パーツ管理

通信事業者

保守用パーツの在庫点検・発注業務に時間がかかっている

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業務効率化

電気通信事業

回線工事に使う受託備品の紛失・流用・盗難防止対策をしたい

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業務効率化

航空運送事業

ラウンジで提供している食事・ドリンク類の残量管理を効率化したい

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在庫管理

鉄道運輸事業

駅構内のゴミ箱の点検やパンフレットの残数チェックに労力がかかっている

スマートマットクラウドの導入事例

計測物品(例)
保守用パーツ
工具
部材
ゴミ箱のゴミ
置き場所(例)
部品倉庫
事務所
空港利用者用ラウンジ
空港内食品倉庫
駅構内

 

 

スマートマットクラウド導入による効果

 
在庫管理の精度向上
 
数えにくい部品や液体などの在庫を正確に管理
ゴミや廃油など増えていく在庫の管理も可能
自動化で発注漏れや重複など人的ミスが発生しない
業務効率化・コスト削減
従業員が棚卸、在庫管理・発注業務から開放され、重要業務に集中できる
経験や勘に頼った無駄な発注を最適化できる
倉庫や委託先の在庫を遠隔管理できる
作業の属人化防止・離職率ダウン
特定のスタッフに在庫管理負担がかかるのを防止できる
管理・発注業務の標準化ができる

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