在庫管理術
「AiR Logi(エアロジ)」|クラウドWMSの特徴や料金と在庫管理機能の比較
AiR Logi(エアロジ)とは?
AiR Logiとは、月間50,000件以上出荷の「EC物流研究所」を自社運営する物流プロ集団であり、さらに楽天市場を30店舗以上運営中のECのプロ集団が開発したクラウド型のWMS在庫管理(倉庫管理)システムです。
この記事では、初期費用が35,000円と低コスト、2021年3月時点で600社が利用している人気急上昇中のAiR Logiについてわかりやすく解説していきます。
また、AiR Logiとあわせて導入が検討されることの多い今、話題のIoT機器を使った「スマートマットクラウド」との比較表もぜひ、チェックしてください。
AiR Logiの特徴
AiR Logiには以下のような、うれしいメリットや特徴があります。
● 低コストで最高レベルの機能
機器購入や無線工事一切なしで利用開始可能。初期費用は35,000円。倉庫以外の利用者やECサイト運営者の利用も急増中。
● 物流のプロが導入を支援
クラウドWMSの現場使い出しは簡単ではないため、ECと物流現場を熟知した物流技術管理などのプロ集団がしっかりコンサルティング。
● 万全の電話サポート体制
運用開始後、専任のヘルプデスクスタッフが電話による万全のサポート体制を提供。
● 低コストでカスタマイズできるWMS
クラウドWMSでカスタマイズを低コストで積極的に対応しているサービスはありませんが、AiR Logiでは、機能面や基幹システム接続など実績多数。
●ハンディターミナルのレンタル可能
無線工事不要のハンディターミナルがレンタル利用できます。
AiR Logiのおすすめ機能【Androidアプリ・バッチ処理技術・自動請求】
AiR Logiには、Androidアプリ・バッチ処理技術という独自の便利な機能があります。 それぞれの詳しい特徴をご紹介します。
● Androidアプリ
ハンディターミナルのアプリケーションをAndroidアプリで開くことにより、コストと機能を最高レベルでバランスさせることができます。
これにより音声ピッキングなどの従来のハンディターミナルではできない機能も低コストで実現。
● バッチ処理技術(特許取得)
出荷処理、事務処理効率を上げる画期的な技術で、人間がフィルター処理していたデータ処理を自動化。
倉庫パネルにバッチ分割されたPDFが自動生成され、ハンディターミナルと自動連係してトータルピック、シングルピックができます。
● 自動請求システム「Billing」
複雑で面倒な3PL業務の請求を自動化するオプションサービスです。
AiR Logiの機能一覧【入荷業務・在庫管理・商品管理・出荷業務など】
AiR LogiのWMS機能一覧をわかりやすい表にまとめましたので、チェックしてみましょう。
▼入荷業務
入荷予定管理 | 入荷予定修正 |
入荷予定登録 | 予定外入荷 |
入荷検品処理 | 入荷確定管理 |
入荷実績管理 | 入荷検品表印刷 |
インストアJAN発行 | インストアJAN印刷 |
入荷時ロット登録 | 入荷時消費期限登録 |
返品入荷管理 | 棚入れ |
ハンディー連携 |
▼出荷業務
出荷データEDI | 出荷指示管理 |
個別出荷指示登録 | 引当管理 |
未引当管理 | マニュアル引当 |
出荷検品進捗管理 | 問い番アップ |
問い番追跡リンク | 納品書管理 |
出荷元別納品書発行 | 出荷実績(確定)管理 |
トータルピッキングリスト | 個別ピッキングリスト |
出荷履歴管理 | 出荷詳細検索 |
小口割れ管理 | 小口割れ問番管理 |
梱包サイズ管理 | 出荷検品管理 |
出荷検品 | 出荷完了メール送信(OP) |
得意先マスタ管理(B2B) | パッキングリスト印刷 |
フリーロケーション管理 | 注文分割出荷 |
在庫確保 | ZOZO用パッキングリスト印刷 |
Shoplistまとめ処理 |
▼在庫管理
フリーロケーション管理 | 在庫履歴管理 |
仮想倉庫機能 | 在庫区分管理 |
商品別在庫管理一覧 | ロケ別在庫管理一覧 |
ロケ別在庫管理 | ロケ管理 |
ロット管理/消費期限管理 | 良品/不良品管理 |
子品番(商品振替 | セット品番管理 |
カラーサイズ管理 | 在庫変換 |
変遷ロケ移動 | 在庫移動 |
在庫調整 | 棚卸 |
ピックロケ/ストックロケ管理 | 強制補充 |
引当不可ロケ | 引当不可在庫区分 |
セット組管理 | セット組作業指示 |
▼商品管理
在庫区分管理 | 商品別ロット管理 |
カラーサイズ管理 | ハウスJAN発行 |
▼その他
接続先IP制限 | アカント別権限設定 |
ハンディーアプリ | 返品管理システム |
拡張機能【API、FTP、S3連携で自動化が可能】
EC Robo(OMS) | API連携(公開可能) |
FTP連携(公開可能) | S3連携(公開可能) |
ネクストエンジンAPI連携 | 自動請求Billing |
送り状印刷 | コンビニ後払い印刷 |
※2021年3月現在の情報です。
AiR Logiの料金プラン【基本利用料・ハンディレンタル料】
●基本利用量●
項目 | Basicプラン | 専用サーバープラン |
---|---|---|
サーバー | 共有 | 専用 |
初期費用 | 35,000円(初回のみ) | 見積り |
月額費用 | ・Shopプラン/・3P割引プラン | 見積り |
従量課金 | 上限金額あり | 問い合わせ |
●ハンディレンタル料●
項目 | レンタルプラン | 買取プラン(*一部大手倉庫のみ) |
---|---|---|
商品構成 | スキャナー分離型/スキャナー一体型 | スキャナー分離型/スキャナー一体型 |
初期費用 | スキャナー分離型5,500円(LAN)・6,500円(SIM)/スキャナー一体型11,000円 | 問い合わせ |
月額費用 | スキャナー分離型5,500円(LAN)・6,500円(SIM)/スキャナー一体型11,000円(SIM利用料込) | 問い合わせ |
アプリ利用料 | レンタル料込 | 2,000円 |
※2021年3月現在の情報です。
AiR Logiの無料トライアルプラン
AiR Logiには、21日間の無料トライアルプランが用意されています。
「使いこなせるのか」「自社の業務に合っているか」といった不安のある人には嬉しいプランなので、気になる人は、まずは無料のトライアルからスタートするのもおすすめです。
AiR Logiの注意点・デメリット
AiR Logiは、ハンディーでバーコード読み取って棚卸や入出庫を行うためバーコードやQRコードがない場合、QRコード付きのラベルを印刷して、物品に貼るという作業が必要になります。大量の製品を管理したい人(企業)にはその作業がデメリットと感じるかもしれません。
そういった場合は、やはりその他の在庫管理システムも検討してみたくなるのではないでしょうか。
AiR Logiとその他のソリューションとの比較表
AiR Logiとその他の在庫管理のソリューションとして多くの企業や会社が導入の際に比較検討しているIoTソリューション「スマートマットクラウド」を比較し、まとめました。
AiR Logi | スマートマットクラウド | |
---|---|---|
在庫の管理方法 | 手動でQRコードをスキャン ※別途ハンディー必須 | 自動で数量計測 |
業務負担 | ×(毎回スキャン) | ◎(無人で自動計測) |
遠隔管理 | ×(現場でスキャン) | ◎(リモートで確認OK) |
棚卸の作業 | 手動でQRコードをスキャン※別途ハンディー必須 | 自動で数量計測 |
このようにAiR Logiと話題のIoT機器スマートマットクラウドを比較してみたところ…。
AiR Logiでは、ハンディーによるスキャンという人力や手間がかかることがわかります。また、QRコードをいちいち商品に貼り付けるという作業も負担に。
次の項では、人力や手間もかからず、遠隔管理も可能なIoT機器について詳しく解説していきます。
IoT機器は在庫管理の有効な解決策に
在庫不足は売上の減少に、過剰在庫は倉庫スペースの圧迫や在庫ロスに繋がるため、在庫管理は必要不可欠な業務です。
新型コロナウイルス、人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に在庫管理を行うことができるかが重要となります。
そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが在庫管理の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。
● DX(デジタルトランスフォーメーション)
企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み
● IoT(Internet of Things)
IoT=「モノのインターネット化」
IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、工程管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。
このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。
デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。
また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。
ハンディによるスキャン不要!「スマートマットクラウド」
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。
あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます
さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です
在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します
置く場所を選びません
スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。
API・CSVでのシステム連携実績も多数
自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。