在庫管理術
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィス【特徴・機能・価格費用・マニュアル使い方・競合IoT在庫管理と比較】
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスとは
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスとは、導入実績5000社、「高性能」「柔軟性」「コストパフォーマンス」に優れた株式会社アイルが提供する販売管理・在庫管理パッケージシステム「アラジンオフィス」の医療業界(医療機器/医科器械/歯科材料/理化学機器/薬品製造・卸)に特化した販売・購買・在庫管理システムです。
・ラベルを貼付された商品と貼付されていない商品が混在している。
・メーカーから商品を借りる事があるが、販売管理システム上では処理できないために別途エクセルで管理している。
・病院へ商品を委託するが、どこに何個あるかリアルタイムに把握できていない。
・伝票や現物を見ながらロットNo.などをPCに手入力していて、手間となっている。
・商品マスタのメンテナンスが大変。単価改定等の度に手作業で金額を訂正している。
・単価の設定が複雑なため、値決めが営業まかせになっている。
…上記のような医療機器製造・卸、薬品製造・卸、歯科材料、理化学業界といった医療業界特有の課題を効果的にサポートします。
この記事では、医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの特徴や機能、価格費用、マニュアル使い方をわかりやすく解説していきます。
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの特徴
まずは、医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの特徴を見ていきましょう。
・医療業界(医療機器/医科器械/歯科材料/理化学機器/製薬業/薬品卸)に必要な販売管理・購買管理・在庫管理を広範囲にカバーするイージーオーダーシステム
・豊富な導入実績に基づく『オプションシステム』・『個別カスタマイズ事例』も多数
・起業力を高める経験豊富な営業・SEによる業務改善サポート
・ユーザーリピート率は98.3%
・基本パッケージをベースに欲しい機能を柔軟にカスタマイズすることも可能
・バーコード発行機能・バーコード読み取り機能を装備
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの機能
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの主な機能は以下の通りです。
ロット別在庫管理
倉庫別ロットNo.別での在庫一覧表から、自社在庫、他社在庫(メーカーからの貸出品)を区別した在庫一覧表まで出力が可能。
適正在庫値を設定できるので、適正在庫割れ一覧や有効在庫数の算出まで、在庫管理に必要とされる情報を網羅。
ハンディターミナル連携
ハンディターミナルを使って入荷予定リストと商品で入荷検品、入荷データとして取り込みを行うことが可能。
GS1-128*を読み取りロットNo./使用期限のデータを取り込みができます。
*GS1-128:バーコードCode128をもとに、一定の規則で表示したバーコード規格。GS1-128のバーコード形式は規格化され、表示項目は産業や企業によって異なる。日本では医療用医薬品、医療機器、牛肉の追跡管理、コンビニの代金支払伝票などに使用。厚生労働省の通知により、医療用医薬品でのGS1-128およびGS1データバーの標準化が進めら、医療用医薬品ではバーコードを表示する包装の区分を調剤包装単位、販売包装単位、元梱包装単位の3つの単位で分けており、元梱包装単位(もっとも大きな箱)にGS1-128を使用。
バーコードラベル発行
ラベルプリンタと連携することで、ラベルを発行することができます(GS1-128)。
仕入データや入庫データをもとに印刷も可能。ラベルの種類や紙質などについても事例を参考にしながらの提案も。
貸出管理
病院を1つの倉庫とみなすことで、自社在庫と他社在庫を区別して管理が可能。
短期貸出、長期貸出の区別ができます。返却予定日、オペ日や患者名などの業界特有項目を網羅。
さまざまな単価設定が可能
同一商品コードで、商品の荷姿(バラ・ケース・箱)別の単価設定や在庫管理が可能。
豊富な情報登録が可能な商品マスタから、複雑な単価設定に対応できる単価マスタなど、医療機器業界で必要とされるマスタを取り揃え。
MEDIS-DCデータ取り込み
MEDIS-DC*からデータを取り込めるので、商品マスタのメンテナンスがスムーズに効率化。
Excel連携機能もあるので、単価の一括変更なども可能。
*MEDIS-DC:Medical Information System Development Centerの略で、日本語では「財団法人医療情報システム開発センター」。MEDIS-DC医療機器データベースに登録されている医療機器等のコードが「標準コード」。
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医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの取扱商品別システム
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスは、医療業界の中でもさらに細かく取り扱い商品別に以下のシステムを用意しています。
医科器械業界向け |
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販売業務 | 受発注同時入力、受注計上、ピッキングリスト、売上管理、出荷報告書、委託販売・委託在庫管理 |
購買・在庫業務 | 在庫管理、適正在庫管理、発注管理、発注・仕入管理、入荷管理 |
その他業務 | 商品マスタ、単価設定、伝票関係、実績表自由作成機能、財務連携、モバイル連携、ハンディターミナル連携機能、セキュリティ機能、ラベル発行機能、ログ管理 |
薬品製造・卸業向け |
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販売業務 | 受注管理、受発注同時入力、売上管理、出荷報告書、個別請求・個別入金管理 |
購買・在庫業務 | 適正在庫管理、発注管理 「医薬品卸業向け」「製薬業」、仕入管理、在庫管理 |
その他業務 | 商品マスタ、得意先マスタ、単価設定、実績表自由作成機能、EDI*・EOS*・WebEDI、財務連携、モバイル連携、ハンディターミナル連携機能、セキュリティ機能、伝票関係 |
歯科材料向け |
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販売業務 | 受発注同時入力、売上管理、出荷報告書、個別請求・個別入金管理、委託販売・委託在庫管理 |
購買・在庫業務 | 適正在庫管理、自動発注、仕入管理、在庫管理 |
その他業務 | 商品マスタ、得意先マスタ、単価設定、伝票関係、実績表自由作成機能、モバイル連携、ハンディターミナル連携機能、セキュリティ機能 |
理化学機器*向け |
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販売業務 | 見積管理、受注(契約)管理、売上管理、個別請求・個別入金管理 |
購買・在庫業務 | 製品展開、発注管理、仕入管理、在庫管理 |
その他業務 | 商品マスタ、得意先マスタ、製品構成マスタ、実績表自由作成機能、財務連携、モバイル連携、ハンディターミナル連携機能、セキュリティ機能 |
*EDI:Electronic Data Interchangeの略。「電子データ交換」の意味。専用回線や通信回線を通じ、ネットワーク経由で標準的な書式に統一された発注書、納品書、請求書などのビジネス文書を電子的に交換すること。
*EOS:Electronic Ordering Systemの略で、電子発注システムのこと。仕入元に対してオンラインで発注情報を伝達するシステム。
*理化学機器:試験管・ビーカ・フラスコなどの器具類や乾燥器・電気炉・遠心機など。
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの価格費用
アラジンオフィスの利用料金は公式サイトにも記載がなく、非公開です。詳しい費用・価格・プランは、問い合わせましょう。
方法は公式サイトより資料請求・お問い合わせフォームまたはフリーダイヤルへ電話を(土日祝日を除く10:00~12:00/13:00~17:30)。
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの使い方・マニュアル
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスのの導入の流れは以下の通りです。
STEP.1「システム打ち合わせ」
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STEP.2「運用打ち合わせ」
↓
STEP.3「稼働準備」
↓
STEP.4「納品後フォロー」
まで、システム導入前からシステム導入後への安心のフォロー体制。
・システム打合せ議事録
議事録を徹底することで、お互いの認識のズレを防止。
・基本設計書
どのようなシステムが構築されるかをイメージできるよう実際のシステムのプログラム作業に入る前に、基本設計書を提出。
・運用フロー打合せ
実際の運用フローをヒアリングした上で、各部署別に新システムに落とし込んだ際の運用フローを明確にしていきます。
・指導要綱確認書
並行稼働時のスケジュールをきっちり管理していくことで、システム稼働遅延の防止。
・運用テスト/運用マニュアル作成
部署別・業務別にフェーズわけを行い、スケジュールを立てて本稼動に向けてフォローをしていきます。スムーズに本稼動に乗せるための体制があります。
・訪問指導
事前に打合せをしている担当者が指導要綱確認書をもとに、指導を徹底。必要に応じて個別指導することもあります。
・安心のチームサポート
各部署の担当者が、顧客向けにチームを組みチームサポートを行います。
・対応履歴データーベース
顧客の基本情報、打合せ内容、電話での問合せなど、細かく登録。自社の社員全員が情報共有を図る事が出来るので、対応のスピードアップ・効率化。
・リモート操作対応/障害対応
顧客が電話で伝えにくい状況説明も直接確認できることにより、スムーズな対応が可能。
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの注意点
医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスの導入で注意したいのが、費用・価格面でも解説した通り利用料金が非公開であり、問い合わせをして個別に見積もりを出してもらう必要があるということです。
また、医療業界向け販売・購買・在庫管理システム アラジンオフィスは、在庫の過不足をなくすために在庫情報や入出庫情報などを入力する必要があり、そこは人力に頼らなければなりません。
バーコード読み取りハンディターミナルとの連携もありますが、別途対応するハンディターミナルの用意も欠かせません。
「いきなり見積もりは少し不安…」「人力の労力をなくしたい」「ハンディターミナルなど余分な出費が心配」…という人は、やはりその他の在庫管理システムも検討してみたくなるのではないでしょうか。
次の項では、人力や手間もかからず、遠隔管理も可能なIoT機器について詳しく解説していきます。
IoT機器は、在庫管理・棚卸・発注の有効な解決策に
在庫不足は売上の減少に、過剰在庫は倉庫スペースの圧迫や在庫ロスに繋がるため、在庫管理は必要不可欠な業務です。
新型コロナウイルス、人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に在庫管理を行うことができるかが重要となります。
そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが在庫管理の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。
企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み
● IoT(Internet of Things)
IoT=「モノのインターネット化」
IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、工程管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。
このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。
デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。
また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。
スマートマットクラウドで在庫管理を自動化
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、貴院でも簡単に自動化が可能です。
スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。
さまざまな自動発注に対応
「スマートマットクラウド」は、メール・FAXに加え、医薬品やディスポーザブル製品の受発注などに広く使われている標準商品コード「メディコード」を使ったAPI連携により、貴院で現在お取引のある主要ディーラーに対し自動で発注を行うことができます。
スマートマットのサイズは、A5サイズ〜A3サイズまで
- 倉庫室のラック上
- 診療エリア備え付けの棚の中
- 引き出しの中
貴院のスペースや使用状況、導線に合わせた設置が可能です。