在庫管理術
CROSS MALL(クロスモール)【特徴・機能・対応モールやカート・価格・料金プラン・使い方・評判・注意点】
CROSS MALL(クロスモール)とは
CROSS MALL(クロスモール)とは、株式会社アイルが運営している商品登録・在庫管理・受注管理・発注・仕入れなど、ネットショップを運営するのに必要な業務をすべて一元管理できるASP※ソフトです。
CROSS MALL(クロスモール)を導入することで、複数のネットショップの運営に必要な業務を効率化して、より最適な店舗運営が可能に!
この記事では、CROSS MALL(クロスモール)の特徴・機能・対応モールやカート・価格・料金プラン・使い方・評判・注意点をわかりやすく解説していきます。
また、今、話題の在庫の見える化に欠かせないIoT機器を使った在庫管理についてもあわせてご紹介!
※ASP:インターネット経由でソフトウェアやソフトウェア稼働環境を提供するサービス。
CROSS MALL(クロスモール)の特徴
CROSS MALL(クロスモール)の主な特徴を簡単にまとめると…。
・モール仕様変更対応
頻繁に発生する各モールやカートの仕様変更に対応。
・セキュリティ対策
ASPの在庫管理・受注管理は、ASP側でセキュリティ対策を進めているので、自社で行うよりも低コスト。
・ユーザーの要望を反映
数百件以上の要望に応えてきた実績。ユーザーの声を反映し機能更新・バージョンアップを繰り返すことで、より便利になった機能を実現。
・きめ細やかな導入サポート
ユーザーのビジネスの状況をヒアリング、分析したうえで最適な状態になるよう、フロー図を作成し提案。導入時から専任の担当者が、ご利用開始までしっかりとサポート。
・複数拠点・場所を選ばずに利用可能
複数拠点・複数アカウントでアクセス・処理が可能。アカウントに権限設定も。
・WebからRealまでのトータルなソリューション
複数のネットショップを管理できるCROSS MALL(クロスモール)のほか、販売・在庫管理のできるアラジンオフィス、電話やFAXでの注文をWeb化して効率化+基幹システムと連動するAladdin ECなどの多彩なソリューションでトータルサポート。
・ユーザーリピート率は98.2%(2018年7月末現在)
創業以来26年間、5000社のユーザーの業務と向き合ってきた豊富な実績。
CROSS MALL(クロスモール)の機能
では、CROSS MALL(クロスモール)で実際にできること、機能を詳しくご紹介します。
在庫管理
複数のネットショップの在庫を連動して、一元管理できます。
・在庫自動更新
複数サイトの在庫数を自動で更新するため、在庫がないのに注文が入ってしまう「売り越し」を防止。
また、在庫数を全サイトに同数表示することが可能なので販売機会の損失を防ぎます。
・在庫数振り分け
在庫切れのリスクが気になる商品に関しては、商品別で各サイトにどう振分けるか設定することが可能。
・在庫割れ・発注点割れ確認
在庫が0の商品や発注点を割っている商品を一覧で確認、現在どの商品を発注もしくは生産しなければならないのかが、すぐに確認できます。
発注点は、商品単位で設定可能。
・確保在庫
登録してある在庫数から確保在庫数を引いた値をサイトにアップすることが可能。返品や交換、実店舗との連動のために、常に一定数の在庫を確保できます。
商品登録
商品ページの作成を簡単に行うことができます。画像の取込も一括取込・登録が可能。
・商品一括登録
各サイトの商品ページ作成画面をCROSS MALL内に所持。各サイトの管理画面にログインすることなく、これまで登録されてきたイメージで商品登録が可能。
・商品ページ複製
メインとなるサイトの商品ページをCROSS MALL内で作成すれば、そのデータを他サイトに複製することが可能。
・商品ページ一括編集
商品名やキャッチコピー・価格など、商品を絞り込んで一括で編集。
商品複製
複数ネットショップの商品の複製、各サイトへの一括登録を簡単に行うことができます。
・複製項目の自由設定
標準の複製項目以外に、ユーザーが自由に複製項目の設定が可能。
・商品複製時の置換
あらかじめ置換設定を行っておけば、複製を行う際に、設定に沿って複製が可能。
・商品複製の簡易解説
各モールの商品ページの複製を行なった際に、項目の紐付け、項目ごとの置換設定を行うことで、その後の追加編集作業を削減。
受注管理
ステータス管理、納品書、送り状発行などを一つのインターフェースでまとめて処理できます。
・注文ステータス管理
複数モールでの受注、その注文ステータスをCROSS MALL内で一元管理。
・メール一括送信
複数サイトの各種メール(注文確認、入金確認、発送確認メールなど)を一括で送信することが可能。
・伝票一括発行
複数サイトの各種伝票(受注票、納品書)、送り状用データ(B2、e飛伝など)を一括で発行・出力することが可能
受注処理の自動化
注文ステータスの自動振分けや、決まった対応内容の自動処理といった自動化ができます。
・注文ステータスの自動振分け
注文ステータスの自動振分けで、受注業務の効率化。
・注文情報の自動処理
注文内容に応じて必ず発生する注文情報の編集作業を自動処理。
・自動化設定のしやすさ
注文を処理した際に「検索条件・処理を引き継いで自動処理を登録する」ボタンで、日々の業務内容・手順をそのまま自動化設定。
・シミュレーション機能
実際の注文が設定によりどのように処理されるのか事前確認。
発注・仕入管理
複数のネットショップの発注と仕入を管理できます。仕入先別の発注書も簡単に発行。
・発注候補データ自動作成機能
商品ごとに発注点の設定が可能で、在庫数が発注点に達すると発注候補データを自動で作成。適正な在庫量と発注ロット数を設定できるため、発注数も自動で算出。
・仕入先別発注書発行機能
仕入先情報と商品情報が紐付くため、仕入先ごとに発注書を発行可能。
・発注残管理機能
発注データを元に仕入データを入力することで、発注残の管理が可能。
・在庫数反映時選択機能
各サイトに在庫数を反映させるタイミングを「発注時」と「仕入時」から選択可能。
・発注・仕入データ二重チェック機能
発注・仕入データを別の担当者(上長・決裁者など)によるチェック後に、確定させることが可能。二重チェックで発注・仕入ミスを防止
セット品管理
単品とセット商品の在庫を連携して、自動更新・一括管理することができます。
・セット品在庫自動更新
異なる商品を組み合わせてセット販売し、そのセット商品を構成する商品も単体で販売している場合、その構成をあらかじめ登録しておくことで、「セット商品が売れれば構成する商品を在庫更新」「構成する商品が売れればセット商品を在庫更新」。
・セット品登録
セット品を構成する商品を、商品属性(色・サイズなど)別に登録可能。
注文分析
複数のネットショップを、サイト別・商品別など多角的に分析することができます。
・店舗別・商品別・カテゴリ別で注文分析
次に力を入れるべきは何か、商品企画に活かすための分析機能。
・週推移・期間対比で注文分析
先週と比較して数字は伸びたのか?先月と比較して数字は伸びたのか?など、複数の分析軸で注文分析。
・ベスト・ワースト、滞留在庫もチェック可能
それぞれベスト・ワーストの算出や滞留在庫のチェックも可能。
実店舗・卸との連動
実店舗とネットショップの在庫を連動。アラジンオフィスとの連動で卸対応も可能です
・実店舗対応(POS連携)
POSシステムを連携させることにより、実店舗で商品が売れた際に自動で各サイトの在庫を更新することが可能。
・出荷検品
ハンディターミナルに出荷指示データを覚え込ませることで、間違った商品・個数を読み取った際に、バイブレーションでエラーを通知。
・卸対応
ネットショップに加えて、卸販売も合わせて管理する事が可能。
・ネットショップと実店舗の連動イメージ
ネットショップと実店舗を連動させることで、より効率的な運営が可能。
・基幹システム「アラジンオフィス」とシステム連動
同企業が開発したシステム「アラジンオフィス」と密な連携(商品マスタ連携・在庫データ連動・注文データ連動)が可能。。
CROSS MALL(クロスモール)の対応モール・カート
2021年9月時点で、CROSS MALL(クロスモール)が対応しているモール・カートの一例。
対応ECモール
ECモール | 在庫管理 | 商品登録 | 受注管理 |
楽天市場 | ● | ● | ● |
Yahoo!ショッピング | ● | ● | ● |
PayPayモール | ● | ● | ● |
ヤフオク! | ● | - | ● |
Amazon | ● | ▲※1 | ● |
au PAY マーケット(旧au Wowma!) | ● | ● | ● |
Qoo10 | ● | - | ● |
JRE MALL | ● | - | ● |
ポンパレモール | ● | ● | ● |
LINE ギフト | ● | - | ● |
LOHACO | ● | - | ● |
ヤマダモール | ● | - | ● |
スーパーデリバリー | ● | - | ● |
その他、対応越境ECモール、対応ファッション系ECモール、対応ECカート、対応送り状発行ソフト、連携物流サービス、対応WMS(倉庫管理システム/在庫管理システム)、対応メール共有・管理ソフト、対応決済サービス、WEB領収書・納品書発行サービスについては、CROSS MALL(クロスモール)の公式サイトを確認しましょう。
※1 Amazonの商品カタログに登録済の商品データは一元管理可能。
※2021年9月時点。
CROSS MALL(クロスモール)の使い方【ダウンロード・マニュアル・ログイン方法・商品登録などは?】
CROSS MALL(クロスモール)では、導入前の相談を経て、実際に申し込み後に、各種設定・使い方のレクチャーがあります。
利用前の初期設定や具体的な操作面でのレクチャーを行なってくれるので、「ダウンロード・マニュアル・ログイン方法・商品登録などは?」といった不安にも応えてもらえます(訪問オプションも用意)。
また、利用開始後は、専任のサポート担当が運営をサポート。各種モールの仕様変更対応や機能バージョンアップの案内もあります。
さらに、電話ポートのほかにも、マニュアルやFAQサイトも用意。
CROSS MALL(クロスモール)の価格・料金プラン
気になるCROSS MALL(クロスモール)の価格・料金プランをご紹介します。
CROSS MALL(クロスモール)では、初期費用は無料、月額費用5,000円から利用可能な「初期費用0円プラン」が人気です。
商品課金や受注課金もないので、毎月固定の金額で利用できます。
また、ユーザーのもとにスタッフが直接訪問し、サポートを行うサポートプランも。
その他のプランの価格一覧
プラン名 | スーパーライトプラン | プラン1000 | プラン3000 | プラン5000 | プラン15000 |
月額費用 | ¥5,000×サイト数 (3サイトまで) |
¥9,000×サイト数 | ¥14,000×サイト数 | ¥18,000×サイト数 | ¥23,000×サイト数 |
商品点数 | 1,000点まで (注文数500件まで) |
1,000点まで | 3,000点まで | 5,000点まで | 15,000点まで |
※2021年9月時点。表示している料金はすべて税抜
CROSS MALL(クロスモール)の評判
在庫管理ツールを導入する際に気になるのが、実際使った人の口コミや感想などの評判です。
そこで、実際にCROSS MALL(クロスモール)の在庫管理を導入した企業の事例からコメントをピックアップしました。
複数店舗の連携や単品・セット品の在庫連携を実現。効率化から顧客満足度アップに。
複数店舗での在庫共有により、販売機会の損失を防止に。在庫の一元化により各店舗に商品が行き渡り、売上がアップ。人的ミスも無くなり、スタッフが各店舗独自の戦略を考えるようになった。
CROSS MALL(クロスモール)の注意点・デメリット
多機能でサポート体制も万全のCROSS MALL(クロスモール)ですが、以下のような点には注意が必要です。
・確認できるのは、入出庫情報による帳簿上・システム上での在庫=理論在庫のため、完全なリアルタイムでの在庫=実在庫の確認はできない。
・実店舗の在庫管理システム(アラジンオフィス)連携の金額は別途必要。
・店舗数(サイト数)が少ない場合は低コストだが、店舗数(サイト数)が増えるほど料金がかさむ。
・多機能でサポート体制もしっかりしているが、システムが苦手な人には使いこなすまでに時間がかかる可能性も。
これらを踏まえ、自社の業務内容や課題やコストと合っているか、使いこなせるかをしっかり検討しましょう。
次の項では、人力や手間もかからず、遠隔管理も可能な今、話題のIoT機器について詳しく解説していきます。
上記のような課題を解消するなら、IoT機器と一緒に使用するのも解決策の一つと言えるかもしれません。
在庫管理を見える化するIoT
新型コロナウイルス、人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に在庫管理・自動発注を行うことができるかが重要となります。
そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが在庫管理・発注の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。
企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み
● IoT(Internet of Things)
IoT=「モノのインターネット化」
IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、発注管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。
このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。
デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。
また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。
次の章では置くだけで在庫の見える化が可能!今、話題のIoT機器「スマートマットクラウド」をご紹介します。
リアルタイムに在庫確認が可能!スマートマットクラウド
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。
あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。
さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です。
在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します
置く場所を選びません
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