在庫管理術
員数管理【管理の目的・効果的な管理方法・員数不足の対策に役立つIoT】
員数管理とは、一定の枠内にある数が揃っているかを確認することです。この記事では、員数管理の工程や目的、手法、員数不足の対策に役立つIoT機器についてわかりやすく解説していきます。
員数管理とは【読み方・そもそも員数とは】
員数管理(読み方:いんすうかんり/いんずうかんり)とは、「数量」や「人数」の数が合っているかを確認することです。
員数には「一定の個数」という意味があります。員数管理は、員数チェック、員数検査、員数検品、員数確認とも呼ばれています。
製造業の現場では、部品や製品に過不足がないかチェックするため必ず員数管理を実施しています。
員数管理の目的
員数管理は以下の目的で行われます。
- 受け入れ時に前工程の指図書※の数量と一致するか確認
- 製造業などの組立工程にて必要な部品が揃っているか確認
- 部品や材料の入荷数・製品の出荷数が揃っているか確認
- 所定のケースやトレーに部品や工具などの必要数が収まっているか確認
※指図書…工場に製品の製造や補修作業を命じる書類で、製造数量や材料、納期等が記載されている。工場はこれに基づいて作業をすすめる。
員数管理の工程
員数管理の工程は以下の通りです。
- 原料管理 :受け入れた原料の数を管理
- 製造管理:使用した原料の数、完成した製品の数を管理
- 出荷管理:出荷した製品の数を管理
員数管理のやり方【トレー・員数管理表・チェックシート】
員数管理のやり方は以下のような方法があります。
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- 目視確認:目で追いながら直接、数を数える。
- 容器管理:トレイやケースなどの専用容器を使って、抜けがないか数える
- 重量・高さ計測確認:自動計算機能を持つ測定装置を使い重さや高さから個数を算出する
- 通過センサー確認:センサー内を通過させることでカウントする
- 画像処理確認:カメラで撮影し、画像解析により物体検出しカウントする
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- 数え間違いや員数管理表の記入漏れなどの人的ミスが起きる
- 員数管理に工数がかかる
- 単調な作業の繰り返しで作業者にストレスがかかる
員数管理表や員数管理チェックシートに記入しながら数えることでミス防止につとめても、精度に限界があります。これらの課題を解消するため重量計測器やセンサーやIoT機器といったデジタル技術の活用に注目が集まっています。
資材や製品の過不足チェックに役立つIoT
員数不足は生産の遅延、納期遅れ、現場の混乱等悪影響を及ぼして、売上の減少にも繋がるため、その対策は必須です。
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