店舗には大きく3種類の在庫が存在していました。
・メインの食材・ドリンク
・小売店の販売商品
・おしぼり・洗剤などの雑品
3種類の在庫が、A3サイズのダンボールに詰まった状態で所狭しと保管されていました。数百点にものぼる商品を毎日1.5時間かけて発注していました。
また、以下のような悩みがありました。
・食材・ドリンクは、キッチンで毎日目にするが、切らすと売上機会を失う。賞味期限が短いため買いすぎると廃棄ロスにつながる状態
・雑品は、目立たない店舗2階に保管されているうえ、毎日数える程リソースをかけることができない
食材・ドリンクは、ゑびや様の独自予測にもとづき、ソフトウェアで自動発注を実施。3日後の予測に基づいて、毎日必要量を算出(端数処理も含む)。スタッフが最終確認の元、各ショップに発注がかかる状態にしました。
また、販売商品と雑品は予測からの自動発注が通用しないため、スマートマットクラウドで実物在庫を把握した上で、閾値より少なくなったタイミングで決まった量を自動発注する設定にしました。
現在は3枚のスマートマットクラウドが動作中。1枚は小売商品の自動メール発注、2枚目はコーヒー豆の自動Web発注、3枚目は小売商品のFAX発注を行っています。
また同時に10商品の飲食物に対して、予測に基づく自動発注も実施中。
9月の量産時には、100SKU以上の商品に対して、スマートマットクラウドを導入する予定。また、予測に基づくソフトウェアでの独自発注の対象商品を広げる他、他の飲食店にも協同で外販していく予定になっています。