これまでは、店頭でせっかく什器を並べていても、把握できていたのはその商品がどのくらい売れたのかだけでした。定番の棚から売れたのか、什器から売れた商品なのかは不明瞭な状態で…。
什器から売れた商品数を数値化したいとずっと考えていましたが、10年くらい手つかずの状態が続いていました。
というわけで、売り場に什器を置くことにどれだけの効果があるのかといったことも、目視や人の勘を頼りにした仮説で試すしかありませんでした。
ネットの広告で拝見したのが最初です。重さで測るというシステムには以前から大変興味があり、「導入したいな」と思っていましたので、「コレなら!」とすぐにご連絡しました。
以前、同じように重さで什器から売れた商品数のデータを取れるようなものを開発してもらい、使用していました。
ですが、そのシステムをなかなか使いこなすことが出来ずに、思ったようにデータを取ることができなくて…。
ほかにも、商品を手に取るとカメラで認識されるようなシステムを導入したことがあるのですが、カメラの角度などの設置そのものが難しかったうえに、什器を動かすたびにカメラの調整するのもけっこうな負担でした。
また、展示会でほかのシステムも拝見しましたが、店舗全体に使用するような大がかりなものが多く、希望するシステムはなかなか見つかりませんでした。
弊社のように、ちょっとした分析のために使いたい場合は、コストが高くなってしまう点も悩みどころでしたね。
まずは、導入が簡単ということですね。難しい設定もなく設置して繋ぐだけだったのが魅力でした。
電池で使えるのも、紙什器の中で使用するには非常に便利です。もちろん月額使用料が安いのも魅力です!
スーパー店内の紙什器内に設置し、商品を乗せて入出庫データを計測しています。2週間ごとに売り場を変えて計測、どの売り場が最適なのかといった分析に使用しています。
スマートマットクラウドの管理画面
これまで目視や人の勘だけを頼りにしていた仮説がやっと実証できました!
「紙什器を設置するのはレジ前が良い」といった仮説はあったものの、数値化できていなかったので本当にうれしいですね。また同時に、朝の出勤前や夜の帰宅前など、売れる時間帯の検証も可能になりました。
さらに、スマートマットクラウドは冷蔵庫内にも対応しているので、 今後は飲み物などを種類ごとに、それぞれ常温と冷蔵とどちらのニーズが高いのかの検証もしようと考えています。
スマートマットクラウドは、シンプルなので汎用性が高く、さまざまな効果検証できそうですので、おおいに期待しています。
次は、デジタルサイネージ(デジタル看板や電子看板)の動画を流している棚と流してない棚で、「効果検証しようかな〜」なんて考えています(笑)