当社はリネンサプライを本業としています。現在は、リネンサプライとスマートマットクラウド事業を2本柱としています。
もともと当社では、本業であるリネンサプライ業でスマートマットクラウドを使っていたので、マットの便利さや導入のメリットは把握できていました。
当社は創業以来66年間、京都の地でリネンサプライ業を営んでいます。京都の代理店第1号の契約を結んだ背景には、スマートマットクラウドの普及を通じて「京都の街を元気にしたい」、「なんとかしておつきあいの深い宿泊業界のお役に立ちたい」、という思いがあります。
→株式会社フロニカ 代表取締役桃井様によるインタビューはこちら
コロナの影響で事業立ち上げ時に想定していた、京都、岐阜、奈良にある従来の取引先にほとんど販促がかけられない状態にあります。どこにいっても大変な状況にかわりありませんが、特に京都はインバウンドでまわっている街。観光業がストップしている影響は、とても深刻です。
そこで新規の営業が必要なのですが、訪問営業自体が非常にしにくい状況が続いていますね。
また在庫管理システムの中で、重量センサーというのは最終的に行き着くもの、という感じがあります。みなさん、バーコードやRFIDにまず目がいってしまう。バーコードやRFID管理は手間がかかることを知ってからでないと、たどり着かないというか。
だからこそ、重量管理が手間がかからなくて使いやすいことを知っている私たちが、最初のハードルをしっかり下げていく必要があると思っています。
在庫管理にしっかりとした課題があって、自分からいろいろと調べてる企業さんは非常に興味を持ってくださるのですが。
ハードルを下げるために今できることとして、ホームページでスマートマットの機能紹介に力を入れています。
スマートマットクラウドは、実は誰にとってもわかりやすいソリューションなのですが、「在庫管理システム」というだけで、「操作が難しいんじゃないか」、「料金が高いんじゃないか」と思われてしまうことがあります。
そこで当社のホームページではイラストを多めに使って仕組みを説明し、「スマートマットは誰でも使える」ということが伝わるように心がけています。
わかりやすさと見やすさを重視し、今年の6月にサイト内容を刷新しました。結果、少しずつではありますが、問い合わせが増えてきていますね。
また自社で実際にスマートマットクラウドを導入しているので、リース業や宿泊業のお客様に対して、現状をふまえつつ「うちではこうしていますよ」という具体的な御提案ができています。
「リネン類はマットから垂れないよう天板が要ります」
「リネンをくくっている紐も重量に加味されるので注意が必要です」
といった具合です。
リネン管理の様子。正確に管理できるよう天板を使用している
スマートマットクラウドに関心をもってくださる企業さんの業界は、本当にまちまちですね。製造業、商社、リース会社。しいていうなら、製造業が多いかもしれません。抱えている課題もいろいろです。
「現地にいかなくても数がわかるようにしたい」
「自社の在庫状況を公開して、問い合わせ効率をあげたい」
「在庫管理状況を改善したい」
「働き方改革をしたい」
と、多岐にわたっています。
どの業種にもはまるところです。
当初はホテルへの営業を念頭に置いていましたが、さまざまな業種から問い合わせがありますね。事業所の規模も選ばず、誰もが名前が知っている大企業にも、中小企業にもしっかりはまる。
もうひとつは、現場の人に受けがいいシステムであること。
例えばコピー用紙や消耗品の管理は手間がかかるし、負担になっているので、担当者の方には本当に提案がささっている、という実感があります。今後は業務削減の取り組みにマットを使っていただけるように、行政にもアプローチをしていく予定です。
在庫管理はどこにでも発生する業務。実績をつくり、それを紹介して、また実績をつくるという積み上げを続けていきたいと思っています。