名古屋バースクリニック様外観
従来の医療施設、個人の開業医の施設の規模ぐらいのやり方ですと、たぶん一般的なやり方だとは思いますが、管理している医療消耗品の在庫が切れそうなタイミング、なくなったタイミングで、その都度、紙で発注していました。
紙ベースの発注でも、それなりにできてはいたのですが、やはり少し要領が悪かったりですとか、在庫が溜まってしまうという問題がありました。
そして一番の課題は、在庫切れにスタッフが誰も気づかずに、そのまま放置されていたという点です。
治療に必要な材料の在庫切れは、一番致命的なリスクですので、なんとか回避しなければならないという想いはずっとありました。
医療消耗品の支出額というものは全体の支出の中でも大きな割合を占めており、数十パーセントぐらいという施設もあるのではないかと思います。
当クリニックでも、医療消耗品の支出額は約20%ぐらいを占めていました。
これまでの紙ベースの在庫管理・発注では不透明であったものが、スマートマットクラウド導入によりデータ化・可視化されたことで、実際の支出額を明確に把握できたことは、大変有益なことだと思っています。
また、紙ベースの在庫管理・発注では、ダブル発注をはじめ多くのデメリットがありました。
このようなデメリットが発生する原因は、在庫管理・発注は専任業務ではなく、スタッフが本来の業務の合間に行なっていたということ。
ですから、在庫管理・発注に余分なエネルギーを割くということは避けたかったですし、少しでも楽になればと思っていましたので、スマートマットクラウドを導入することは、管理する側としてもスタッフにとっても有益なのではと思いますね。
現場のスタッフからすれば、自動発注というシステム自体がやはり大きなメリットです。
スタッフが自分たちで、目視・紙ベースで数をカウントをして、発注していたのが、スマートマットクラウドに管理したい材料を乗せて置くだけで自動的にカウントができて、なおかつ自動発注もできる。
実際にそれが24時間以内にリアルタイムで動作できるというところが、現場としてはかなりインパクトがあったのではないかと思います。
導入以前は在庫を確認するには箱を手に取り開封する必要があった
スマートマットクラウドを導入して、最初はスタッフが使いこなせるかですとか、導入したことによって煩雑が増えるのではないかと懸念していたのですが、思ったよりもかなりスムーズに導入ができました。この点に関しては、おすすめしたいポイントです。
在庫切れのリスクを減らし、実際の医療消耗品の支出額を可視化する。そして現場スタッフを楽にすることができる自動発注は経営者としての観点からも見逃せないと思います。
医療施設はどうしても規模が小さくなればなるほど、こういったITというものは「なかなか導入しにくい」、「抵抗がある」という業界ではないかと思います。
ですが、あえてそういったツールを使いこなせるという点が、今後医療施設としての差別化ですとか、強みにもなっていくと思いますので、スマートマットクラウドの普及をますます推し進めていただけたらと思います。